各部品の点検方法

酸素センサーの点検方法

多くの日本車の酸素センサーはオシロスコープ等がなければ良否の判定は出来ないようですが、BX用のセンサーはボッシュ製で約500mV〜900mVの出力が出ていれば正常です。普通のテスターで測定できます。

センサーから白線2本(ヒーター用)、黒線(信号線、プラス)、灰色線(アース、マイナス)計4本線です。コネクターは助手席(左ハンドル)エンジンルームバルクヘッド付近にあります。エンジン始動後5分以上経過後、黒線にプラス、灰色線にマイナスを接続し、直流2.5ボルトレンジ位で測定して上記の出力が出ていれば正常です。

私は純正品(¥55000)は高いので解体屋より日産車のセンサーを外してきました。同じボッシュ製ですが、3本線でアース線が無いためセンサーにアース線をハンダ付けして使用しています。日産車はラジエターの直ぐ後側の排気管にセンサーが付いているので取り外しが楽です。ただし配線が短い。ちなみにBXは運転席床下付近の排気管にセンサーが付いています。

酸素センサー

水温センサーの点検方法

水温センサーはエンジンのディストリビューターの下の方でミッションの上の四角いアルミ製の部品に付いています。下に補助エアバルブがついている。

20度  2000〜3000オーム
40度  1000〜1500オーム
60度    500〜 700オーム
80度    290〜 370オーム

上記の範囲内であれば正常。

インジョクター(燃料噴射ノズル)の点検方法

ノズルの端子を外し抵抗値を測り16オームあれば正常。

エンジン始動中長いドライバー等の先をノズル当て、握りの部分を耳にあてて音を聞き、カチカチと規則正しく音をしていること。

補助エアバルブの点検方法

補助エアバルブは水温センサーが付いているミッションの上の四角いアルミ製の部品の下に付いています。(寒冷時にエンジンの始動直後に回転数をあげる装置)温度20度で50オームの抵抗値です。

補助エアバルブ