エンジン不調

以前より時々エンジンチェックランプが点灯し、エンジンが不調になります。直ぐにランプは消灯しエンジンも快調になる。95年12月にエンジンをかけたら、エンジンチェックランプが点灯し消灯せずエンジンの吹けも悪くなり、ディラーで点検中にランプが消灯して原因が不明。

翌日長距離走行中エンジンチェックランプが点灯し、エンジンの吹けも悪くなり発進時にはアクセルを何回もあおらなければエンストしそうになる。スピードが上がれば普通に走行できる。今回はエンジンチェックランプがずっと点灯。帰りにエンジンチェックランプが消灯し、正常に戻る。その後も時々ランプが点灯するが直ぐに消灯する。

秋になり、車検が近ずくと時々ランプが点灯しなかなか消灯しなくる。ディラーの専用のコンピューターで検査すると燃料系が原因とのこと、調査してもらうも原因不明。

ディラーでもはっきりとした原因が分らず自分で色々と調べて半年位かかってやっと原因が判明しました。

原因はエアフローメーターのポテンションメーターの磨耗により不調になっていた。

 エアフローメーター内のフラップの開度(エアの流入量)に直結しているブラシと接触しているポテンションメーターにより、エアの流入量に比例した抵抗値を出力するのですが、カーボン抵抗がすり減って正しい抵抗値が出力されないためエンジン不調となっていた。

カーポン抵抗は鉄板の上に貼られた白色の薄いプラスチック上に描かれおり、ブラシが接触している2個所が剥離していたので、鉄板の取り付け穴3個所を長穴にヤスリで削り、カーボン抵抗をずらして取り付け抵抗が剥離している部分がブラシに接触しないように取り付けると今までのエンジン不調が嘘のように快調になった。

エアフローメーターのプラスチックカバーを外せばブラシ・カーボン抵抗が見えますが、目視では分りません。いぜんにカバーを外し接点復活剤を吹き付けたことがありますが、そのときは分らなかった。抵抗部分に接点復活剤を吹き付け綿棒で清掃して初めて抵抗の磨耗を発見しました。

ポテンションメーターはエアフローメーター上部のプラスチックカバー(コーキングされている)を割らない様に外し、黒色のプラスチックケース内のビス(M4ビス4本)を外すとポテンションメーター(M3ビス3本)が外せます。各ビスはロックタイトの様な接着剤で接着されているので、インパクトドライバーを使ってビスを外しました。メーカーのボッシュではエアフローメーターの分解を禁止しています。エアフローメーター新品は75000円です。

エアフローメーターの正常な抵抗値は以下の通り

端子4〜3番間 500〜1000オーム
端子3〜1番間 −10度=8260〜10560オーム
        +20度=2280〜2720オーム
        +50度=760〜920オーム
端子4〜2番間 フラップ全閉〜全開 500〜1500オーム
端子は5つ存在しますが5番目の端子は不明
端子3〜1番間は吸気温度センサーの出力です。

BXのエンジン制御用コンピューターはエンジンチェックランプ点灯中のみ専用コンピューターを接続して不良個所の診断ができる。